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どんどん焼き

小正月に道祖神の前で注連飾りや達磨などの縁起物、書き初めなどを集めて焼き、繭玉などを炙る伝統行事です。
 1月15日が休日でなくなってからは、開催日が毎年変わっています。

櫓建て

櫓建て 櫓建て
 山で直径20センチメートル位の杉の木を10数本切り、道祖神の前に運びます。
 まっすぐな杉の木3本を選び、8メートルほどの長さで縛って建て、80センチメートル位の間隔に横棒を縛り付けます。


下屋建て 下屋建て
 各戸から集めた稲藁を横棒に掛け、母屋(おもや)と呼ぶ櫓を作ります。
 子どもたちは、少し離れた場所に下屋(しもや)と呼ぶ小型の櫓を組み立てます。
 達磨はたくさん集まるので、数珠繋ぎにして垂らします。


櫓完成 櫓完成平成14年1月13日
 母屋と下屋ができました。
 平成14年は小学生女子3名、中学生3名女子3名、大人4名で立派に完成しました。


各地区の様子

千本松

千本松  県道近くの田の中にずんぐりした大小の櫓が立っていました。
 櫓の柱は雑木のようです。
 (平成24年 1月 8日)

堀之内

堀之内  福島正則の火葬場近くの田の中に大小の櫓が立っていました。
 櫓の柱は雑木のようです。
 (平成24年 1月 8日)

水中

水中  集落センター近くの田の中にすらっとした大小の櫓が立っていました。
 櫓は竹です。
 (平成24年 1月 8日)

久保

久保  道祖神前の道路の真ん中に立っています。
 櫓は杉の丸太です。
 (平成24年 1月 8日)

荒井原

荒井原  お宮さんの庭に櫓が立っています。
 櫓の柱は竹で、飾りは村で一番華やかです。
 (平成24年 1月15日)

紫  注連縄や稲藁を櫓に掛けている最中です。
 櫓は杉のようです。
 (平成22年 1月 9日)

二ツ石

二ツ石  田の中に櫓が一基立っています。
 秋のうちに育成会で河川敷から茅を刈ってきて準備していました。
 (平成24年 1月15日)

なかひら

なかひら  櫓は一基で、達磨は天辺に一つだけと簡素です。
 櫓の柱は雑木のようです。
 (平成24年 1月 8日)

枡形

枡形  田の中に大小の櫓が立っていました。
 櫓の柱は雑木です。
 (平成24年 1月 8日)


どんどん焼き

どんどん焼きに集合  地区の端から端まで合図の鐘を鳴らして歩くと、欅(けやき)の枝に刺しただんご(まゆ玉)を担ぎ、防寒の完全武装で区民が集まります。

下屋に点火  人寄せに、まず下屋に点火します。

母屋に点火 母屋に点火
 下屋の火が消えると、いよいよ母屋に点火です。

炎上 炎上
 乾いた藁が燃え上がると周りの雪を明るく照らし出し、竹の弾ける音が爆竹のように響き渡ります。
炎上 炎上
 まつげが凍り付きそうな寒い夜でも周りは熱くなり、そばには近寄れません。

だんご焙り だんご焙り
 縛っている藁縄が燃えて横棒がすべて落ちると、安全のために柱を倒します。
 燃えている藁の炎や熾きでだんごを焙ります。
だんご焙り だんご焙り
 あまり火に近づけすぎると、だんごを刺している木が燃えてだんごが落ちてしまうので、適当な距離を保つのがコツです。
 平成16年1月10日


最終更新 2012年 3月31日

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