ホウレンソウに似た感じのアカザの花が咲いています。
新芽が白いシロザに対し、新芽の中心部が赤いのでアカザと名付けられました。
農耕の伝来とともに大陸から伝わり、昔は食用にしていたようです。
長い茎を乾燥した杖は軽くて丈夫で、吉川英治の「三国志」にも登場しています。
メモ | あかざ【藜】 畑地に自生するアカザ科の一年草。古く中国から渡来したとされる。茎は約1メートル。 葉は卵形で、縁に切れ込みがあり、若芽は紅色。夏、粒状の帯黄緑色の細花を穂状につける。 若葉は食用となるが、蓚酸が多い。茎は丈夫で、乾かして杖とする。若芽の紅くならないものをシロザという。 【広辞苑】 あかざのあつもの【藜の羹】 アカザの若葉を具とした吸物。粗末な食物のたとえ。 あかざのつえ【藜の杖】 アカザの茎で造った杖。軽く、中風にならないというので、老人が用いた。 あかざのはい【藜の灰】 アカザを焼いて灰にしたもの。染物に用いる。 【広辞苑】 |
||
---|---|---|---|
科名 | ヒユ科アカザ属(APG)、 アカザ科 |
学名 | Chenopodium album L. var. centrorubrum Makino アカザ 標準 Chenopodium centrorubrum (Makino) Nakai アカザ synonym 【米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)】 |
調理 | 若菜を摘んでおひたしや和え物にして食べます。 | ||
薬効 | アカザの杖は中風の予防になります。 | ||
季語 | 夏 | 更新日 | 2012年10月13日 |
【花の色】
白
青〜青紫
紫
桃
赤〜朱
黄〜橙
緑
混合
【実の色】
黒〜黒褐色
赤〜橙色
紫色
茶〜褐色
緑色
黄色
白〜灰色
色々
ホームに戻る
花の咲く時期
名前のさくいん