フイリアマドコロ(斑入り甘野老)

メモ 斑入り甘野老(フイリアマドコロ)
 斑入り甘野老(フイリアマドコロ)はユリ科アマドコロ属の多年草である。分類体系によってはスズラン科とされる。
 甘野老(アマドコロ)は北海道から九州にかけて分布し、山地の草原に生える。海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。斑入り甘野老(フイリアマドコロ)はその園芸品種である。
 違いは、葉に白い縞模様の斑が入ることである。
 草丈は40センチから80センチくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
 開花時期は4月から5月である。葉の腋から筒状の白い花が下垂して咲く。花被片は6枚あるが、筒状に合着していて先だけが裂ける。 花の中には6本の雄しべと1本の花柱(雄しべの一部)がある。
 花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
【花図鑑】
科名 クサスギカズラ(キジカクシ)科ナルコユリ属(APG)、
スズラン科、ユリ科
学名 Polygonatum odoratum (Mill.) Druce var. pluriflorum (Miq.) Ohwi f. variegatum (Nakai) H.Hara  フイリアマドコロ 標準
【米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)】
調理 食べ方や薬効 若い芽は油炒めや酢味噌あえ、煮付け、卵とじにして食べます。
花は二倍酢で、地下茎はきんぴらや煮付けにして食べます。
薬効 打ち身、捻挫、強壮や咳止めに効果があります。
季語 更新日 2013年 4月24日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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