生垣や庭木に使われている常緑の針葉樹で、当地区では一般にトガと呼び、高山村の村木に選定されています。
正一位、従一位などの高官が儀式のときに持つ
雌雄異株で、種子は赤い仮種皮に包まれて成熟します。
我が家の畑にあったイチイの苗を生垣に使うために何本も持って行った方が、実のなっている木は一本も持って行かれませんでした。
あとでお聞きしたら「実ができるのは木が弱っているからだ」と確信しておられました。
メモ | いちい【一位】 ( 【広辞苑】第5版 おんこ (アイヌ語から) 〔植〕東北地方でイチイ(一位)のこと。【広辞苑】第5版 おんこ 〔植〕東北地方でイチイ(一位)のこと。【広辞苑】第6版 「オンコ」ですが、更科源蔵/更科光「コタン生物記」(法政大学出版局)には、 「北海道では一般にこの木をオンコと呼んでいるが語源は明らかではない。」とあります。 これはアイヌ語かどうかもわからないということです。 知里真志保「分類アイヌ語辞典・植物編」にも「いちい」のアイヌ語として「オンコ」は載ってません。 この辞典の「オンコ」は和語索引にでてきますので、知里真志保は「オンコ」を和語だと考えていたのでしょう。 また田村すず子「アイヌ語沙流方言辞典」(草風館)にも「オンコ」はありません。「オンコ」がアイヌ語だというのは疑問です。 言葉の世界 |
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科名 | イチイ科イチイ属 | 学名 | Taxus cuspidata Siebold et Zucc. イチイ 標準 Taxus caespitosa Nakai var. latifolia (Pilg.) Spjut イチイ synonym Taxus caespitosa Nakai var. angustifolia Spjut イチイ synonym 【米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)】 |
調理 | 仮種皮は甘味があり美味しく食べられますが、種子は有毒ですので、必ず吐き出します。 | ||
薬効 | 利尿や糖尿病に用いられます。 種子を食べると痙攣や心臓麻痺、呼吸麻痺を起こします。 |
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季語 | 「一位の花」は晩春。「いちいの花」「あららぎ」「おんこ」 「一位の実」は秋 |
更新日 | 2012年12月12日 |
【花の色】
白
青〜青紫
紫
桃
赤〜朱
黄〜橙
緑
混合
【実の色】
黒〜黒褐色
赤〜橙色
紫色
茶〜褐色
緑色
黄色
白〜灰色
色々
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花の咲く時期
名前のさくいん