ヒナゲシ(雛芥子)【グビジンソウ(虞美人草)、ポピー】

ヒナゲシ
ヒナゲシ
ヒナゲシ
 5月の風に吹かれて、紙でできたような大きな花が揺れています。
 アヘンが採れるケシとは違うそうです。

紀元前202年、垓下の戦い(がいかのたたかい)で劉邦に敗れて四面楚歌となった項羽が、愛馬・騅と愛人の()を愛おしんで『垓下の歌(がいかのうた)』を歌いました。ここで自刃した虞美人を葬った墓に、翌年、赤い花が咲き、これを虞美人草と呼んだという伝説があります。
 「力拔山兮氣蓋世(力山を抜き気世を蓋う)
  時不利兮騅不逝(時利あらずして騅逝かず)
  騅不逝兮可奈何(騅の逝かざるを奈何すべき)
  虞兮虞兮奈若何(虞や虞や若を奈何せん)   『垓下の歌』

ひなげし【雛罌粟】: ケシ科の一年草。西アジア原産。高さ60センチメートル、全株に粗毛を密生。 葉は羽状に深裂。5月頃、(しぼ)のある薄い4弁の花を開き、花色は紅・桃・白・絞りなど。 花壇用。麻酔物質を含まない。美人草。漢名、虞美人草・麗春花。ポピー。 広辞苑

科名 ケシ科ケシ属
学名 Papaver rhoeas L.
薬効
季語
撮影 2007年 5月30日
更新 2007年 6月 1日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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