マタタビ(木天蓼)

マタタビの葉
マタタビの雄花雄花
マタタビの両性花両性花
マタタビの実
 夏が近づくと緑色の葉が白くなるので、遠くからでもマタタビがあることが一目でわかります。
 旅人がマタタビの果実を食べて元気を出し、また旅をしたということで名付けられたといわれています。
 花の形はサルナシや、サルナシをもとに改良されたキウイフルーツとよく似ています。

マタタビの実
マタタビの実実と虫えい
マタタビの実虫えい
 両性花にはどんぐり形の実ができます。
 正常な実の隣にカボチャのような形のでこぼこした実が並んでぶらさがっています。
 マタタビアブラムシが寄生するとコブ状になるのだそうで、これを採取してマタタビ酒にします。

 雄花にマタタビミタマバエが産卵することによって雄花の子房にあたる部分が膨れて虫えいができます。
 見かけは実のようですが、本当の実ではありません。
 これもマタタビ酒の材料として利用されているようです。

またたび【木天蓼】:
マタタビ科の蔓性落葉低木。山地に自生し、葉は円形、夏には葉面の半分が白変する。 初夏、白色5弁の花を開き、液果を黄熟する。熱湯に浸して乾燥した果実は中風・リウマチ、また強壮に効があり、名の由来は食べるとまた旅ができるからとする俗説もある。 若芽も食用。猫類が好む。ナツウメ。 広辞苑

食べ方や薬効 若芽と花はゆでてから、おひたしや和え物、酢の物にして食べます。
果実は塩漬けや果実酒にします。

科名 マタタビ科マタタビ属
学名 Actinidia polygama
薬効 血行促進や強心、利尿、腰痛などに使われます。
季語 秋。
「木天蓼の花」は夏
撮影 2004年 6月 9日
2004年 6月 9日
2009年 7月 4日
2010年 7月10日
2009年 7月26日
2009年 7月26日
2009年 7月26日
更新 2013年 6月27日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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