サンショウ(山椒)

サンショウ
 雌雄異株で、雌株には小さな花が付きます。
 若い葉は春の薬味として重宝です。

サンショウの実
サンショウの実
 秋になると赤い実ができ、実が割れて小粒でピリリと辛い黒い種が飛び出しています。

さんしょう【山椒】:
ミカン科の落葉低木。日本の各地、中国・朝鮮に自生。高さ約3メートル。枝にとげが多い。 葉は小形の羽状複葉。春、黄色の小花を開く。雌雄異株。乾果は裂けて黒い種子を散らす。 葉と果実は香気と辛味が強く、芽は「木の芽」と称して香味料に、果実は香味料および健胃・回虫駆除薬に、材はすりこぎにする。 古称、はじかみ。川薑(かわはじかみ)。漢名、蜀椒。 広辞苑

庭の山椒の木 鳴る鈴かけてよ
鈴の鳴る時ゃ 出ておじゃれ
鈴の鳴る時ゃ 何と言うて出ましょ
駒に水くりょと 言うて出ましょ
和様平家の 公達流
おどま追討の 那須の末よ
那須の大八 鶴富おいて
椎葉たつ時ゃ 目に涙よ
恋の別れの 那須大八が
鶴富捨てて 目に涙よ
泣いて待つより 野に出て見やれよ
野には野菊の 花盛りよ
「ひえつき節」より

食べ方や薬効 新芽を摘んで味噌、砂糖、みりんを加えて擂り合わせ、木の芽味噌にします。田楽につけたり野菜や魚貝と和えます。 枝を擂粉木(すりこぎ)にすると殺菌効果があります。

科名 ミカン科サンショウ属
学名 Zanthoxylum piperitum (L.) DC.
Zanthoxylum piperitum (L.) DC. f. verrucatum Kusaka
Zanthoxylum piperitum (L.) DC. f. corticosum Kusaka
薬効 果実は利尿、胃腸病、膀胱炎、健胃に効きます。水虫に果実の煎じ汁を塗ります。
できものや虫刺されには葉をもんで塗ります。
果実を焼酎に漬けた果実酒は、冷え症、低温血圧、月経不順、胆石症などに効きます。
季語 「山椒の芽」は春。
「山椒の花」は夏。
「山椒の実」は秋
撮影 2004年 5月 2日
2006年10月 1日
2004年10月
更新 2013年 7月 5日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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