能の狂言で猩々という酒好きの妖精の化身が着ける袴を猩々袴といい、これにちなんで名付けられたそうです。
身近なところでは、お雛様の官女や神社の巫女さんの袴に名残があります。
しょうじょうばかま【猩猩袴】:
ユリ科の多年草。山地の斜面や湿地に多い。葉は細長く全縁。地にひろがる葉を袴に見立て、花の紅紫色とあわせて命名。 早春、6弁の小花を短い総状花序にあつめて開く。観賞用にも栽培。 広辞苑
ショウジョウバカマ(ゆり科)
山野のやや湿った所に生える。標高2,3百メートルから高山帯近くまで生育する。 根出葉は常緑で多数、長さ7〜15cm、花は紅色で花期は4〜5月、花茎は高さ10〜20cm。
高山村では、久保の奥の池の近く、城山から黒部の道端や蕨平の山裾等に生育しており、春早くに咲くので雪割り草というところもある。 名は紅色の花を動物のショウジョウの顔にたとえ、花を袴と見立てたのかも知れない。
池のまわり等に植えておくとよく育つ。
【高山村の花の紹介】
科名 | メランチウム(シュロソウ)科ショウジョウバカマ属、ユリ科 |
---|---|
学名 | Heloniopsis orientalis |
薬効 | |
季語 | |
撮影 | 2004年 4月 3日 2018年 4月10日 雪国植物園 2011年 4月13日 2005年 4月18日 2010年 4月18日 2010年 4月25日 2022年 6月30日 栂池自然園 2004年 5月 日 |
更新 | 2022年 7月21日 |
【花の色】
白
青〜青紫
紫
桃
赤〜朱
黄〜橙
緑
混合
【実の色】
黒〜黒褐色
赤〜橙色
紫色
茶〜褐色
緑色
黄色
白〜灰色
色々
ホームに戻る
花の咲く時期
名前のさくいん