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【小塩竈〜葉まできれい】

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こしおがま
 木蔭の湿った所に生えます。茎は四角形。地下に細長いランナーがあります。 花は葉腋の枝と茎の先につき、茎や葉にはやわらかい毛があって、そこから液が出るのでさわるとべたつきます。 花は淡い紅紫色のくちびる形の花です。上部の先は上にそり返り、下の方は3つに切れ込んでいます。 塩竈は塩田で塩を作る竈のことです。塩竈から煙むる様は昔の浜辺での美しい景色であったことから「浜で美しい塩竈」のことばを「葉まで美しい塩竈」と洒落たものだそうです。 【身近な野草】
【小塩竈】
 ゴマノハグサ科の半寄生の一年草。茎は直立して高さ20〜70センチメートル。葉は三角状卵形で羽状に深く裂ける。 秋、上部の葉のわきごとに1花をつける。花全体に腺毛(せんもう)がある。花冠は筒状で先は5裂して唇形、淡紅紫色である。 低山の日当りのよい草地に生え、日本、朝鮮半島、中国に分布する。この属は東アジアにのみ分布し、5種知られる。 名は、シオガマギクに似ており、花が小さいのでいう。 【日本大百科全書】

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