ヒョウタン(瓢箪)

メモ  ヒョウタンは私たちには現在、観賞用になじみ深いものであるが、原産地はアフリカと推定されている。 世界的には日本を除けば土器よりも早くから容器として用いられたいたようで、メキシコでは9000年前に遡るヒョウタンが確認されている。 また、イースター島のモアイは凝灰岩を石器で加工する際に、ヒョウタンで汲んできた水をかけて加工しやすくしたといわれている。
 日本においても福井県の鳥浜貝塚や滋賀県の粟津湖底遺跡から縄文時代早期(約8000年前)に遡るヒョウタンの果皮や種子が出土しているが、 日本列島にどのようにしてもたらされたのかは何もわかっていない。
「文化財のための保存科学入門」(角川書店)

ひょうたん【瓢箪】
 (「瓢」はひさご、「箪」は竹製のまるい飯櫃)ウリ科の蔓性一年草。ユウガオの変種とされ、アフリカまたはアジアの熱帯地方原産。 南米での栽培が古い。茎は巻ひげによって他物にからみ、葉は心臓形で、掌状に浅裂。7月頃、白色の五弁花を開く。 雌雄同株。果実は普通中央部にくびれがあるが、そうでないもの、小形のセンナリビョウタンなど多くの品種がある。ひさご。 葫蘆(ころ)
【広辞苑】
科名 ウリ科ユウガオ属 学名 Lagenaria siceraria (Molina) Standl. ’Gourda’  ヒョウタン 狭義
Lagenaria siceraria (Molina) Standl.  ヒョウタン 標準
【米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)】
調理
薬効
季語 秋。「青瓠」「ひさご」。
「瓢の花」は夏
更新日 2012年12月 5日

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【花の色】   青〜青紫      赤〜朱  黄〜橙    混合
【実の色】 黒〜黒褐色  赤〜橙色  紫色  茶〜褐色  緑色  黄色  白〜灰色  色々
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